脱ステを始めたあの日、私は一度自分を殺したのだと思います。
医療の言葉を信じ、毎日皮膚に薬を塗りたくる自分を殺して、
自分の体の声を正直に聞ける自分に生まれ変わったのだと思っています。
２０１５年の５月、私はアトピー完治を目指し、脱ステロイドを決断、スタートしました。
そのとき、頭にはある言葉がありました。
その言葉とは、「体と仲直りをしよう」です。
体と仲直りをするために、こんな手紙を自分の体に書きました。
からださん、今まで、ステロイドであなたを押さえつけてごめんなさい。 私はステロイドを塗ることで、あなたの伝えたいことを無視し続けてきました。 あなたはアトピー症状を出すことで、私に自分の不調を伝えたかったんだよね。 今日からは、もう押さえつけない。 あなたのメッセージを正面から受け止めるよ。
私はこの手紙を書いた日から、ステロイドを塗るのを止めました。
そして同時に保湿も止めました。（ただし、顔は除きます）
なので、脱ステと脱保湿を同時に始めたことになります。
現在、２０１７年の１１月なので、
あれから２年と半年ほど経ちましたが、
私は１度もステロイドを塗らずに元気に過ごしています。
そして、これからも塗ることはないでしょう。
激しいリバウンドを乗り越え、
その後も小さなリバウンドをいくつも経て、
今ではステロイドも保湿クリームも塗らなくて良い状態を保っています。
インターネット上には、たくさんの脱ステロイドブログが存在します。
その多くのブログでは、
脱ステ開始を宣言してブログをスタートしていますが、
途中で更新が止まっていたり、
結局はステロイドを塗る生活に戻っていたりする場合が多いですね。
そのようなブログを見ると、
「やっぱり脱ステは無謀なのか！？」
「結局はステロイドを塗り続けないといけないのか？」
「脱ステして治った人なんて本当にいるのか？」と不安になります。
もしあなたが脱ステ生活の真っ最中であれば、なおさら不安ですよね。
そこで、私は脱ステに成功した例として、このブログを書くことにしました。
このブログでは私の脱ステ時の写真や経験をすべて載せていきます。
酷かった時期の写真と今の写真を両方載せている記事もたくさんありますので、
ぜひ見てみてください。
これらが、私が実際に乗り越えてきた証拠です。
私は今まで進んできた道のりを公開することで、少しでもあなたの役に立ちたいと考えています。
そして、ステロイドを塗ろうとしているあなたには、出来れば塗らないでほしいですし、
すでに塗ってしまっているあなたは少しずつ減らして欲しいと思っています。
これがこのブログを始めた動機です。
ブログを見てもらえれば分かりますが、
私の治療は決して最短距離で進んだわけではないです。
１年以上もかかってゴールにたどり着いたので、
他の成功した方に比べて、要領はあまり良くなかったかもしれないです。
今振り返ると、もっとしておけば良かったと思うことも多いですし、
逆にやらなければ良かったなと思うこともあります。
そんなところも含めて書いていければ良いと思っています。
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