はじめまして。
ようこそ、お越しくださいました。
このブログは、アトピーに悩み苦しむ方や脱ステロイドを行っている方に向けて書いています。
私は、幼少期から大人になるまで長期に渡りステロイドを使用していました。成人になり減ステロイドを行い、最終的に脱ステ・脱保湿を行いアトピーを治しました。2015年の5月にステロイド・保湿剤を塗るのを止めましたので、それ以来2年半、一度も塗らずに元気に過ごしています。(この記事は現在2017年11月に書いています。)
※ただし、脱ステ中に保湿剤は部分的に塗っていました。これに関しては、部分保湿のススメで書いています。部分保湿は働きながら脱ステを行うには、大変役に立ちましたのでやって良かったと思っています。
脱ステの期間は本当に壮絶でしたが、ステロイドを止めて本当に良かったと思っています。
一般的に、アトピーはステロイドを使って症状を抑えることが標準治療として行われています。しかし、このブログではステロイドを使わず、自分の体が本来持つ力を使い、アトピーを治癒させていく方法を勧めています。
私がこのブログでお話させていただいている方法は、どこかの偉い誰かが言っていたとか、本やウェブサイトに書いてあったとか、そのようないい加減な情報とは違います。わたし自身の脱ステの経験をもとに記事を書いています。実際に、自分の体で試してみて効果があったものを書いてオススメをしているので、今、脱ステ中で大変な思いをされている方に役に立てると思います。
さて、このブログで一番最初に読んでいただきたいのはこの記事です↓
このブログのメインの記事で、ここから様々な記事にリンクされているのでぜひ目を通していただきたいです。(まだ、ブログを立ち上げたばかりなので、これから記事を少しずつ増やしていきます。)
ここで、簡単に私のプロフィールをご紹介します。
■管理人プロフィール■
・幼少期:
病院でアトピーと診断され、湿疹にはステロイドを塗っていたらしい(母親談)。
・小学校・中学校時代:
手湿疹が酷いときや、膝の裏に炎症があるときはステロイドを使っていました。日常的に使用することはなく、悪くなったときに塗ると言った感じでした。
・高校時代:
アトピーの症状はあまり出ず、たまに出たときはステロイドや保湿剤を一時的に塗って解決していました。
・社会人時代:
2011年の夏の暑い日、強烈な痒みを持つ湿疹が背中に大量に発生しました。最初は汗疹(あせも)だと思っていましたが、なかなか治らず。。。
そこからが、成人アトピーの始まりでした。
背中に発生した湿疹は全身に広がりはじめ、頭皮から足まで痒い状態になりました。皮膚科を何軒もまわるも、指示されることはすべて一緒。
「これ(ステロイド)を塗って、また来月来てください。」
この繰り返しでした。
最初は弱いステロイドで抑えられていた湿疹もやがて効かなくなってくるので、強いステロイドに置き換えられていきます。塗る範囲も徐々に広がり、お風呂上がりには全身すべて塗るようになってしまいました。
頭皮には、頭皮用のステロイド(液体)。
顔には、プロトピック。
首には、弱いステロイド。
体には、中程度のステロイド(強いステロイドを保湿剤で50%に薄めたもの)
体の酷い部分(足のひどい湿疹など)は、強いステロイド。
お風呂に入りさっぱりした皮膚に、油分たっぷりでベトベトのステロイドを全身に塗ることは非常に苦痛でした。
「一体いつまでこの生活を続けるのだろうか?」
「ステロイドを一生塗り続けるのだろうか?」
「年を重ねれば治っていくのだろうか?」
その疑問を主治医にぶつけるものの、返ってくる言葉は、いつも同じでした。
「大丈夫、今は強いステロイドで抑えてください。症状が治まってきたら、徐々に弱いステロイドに変えていけますから」
その言葉を信じて治療をしていましたが、結局、ステロイドのランクを下げることも、塗ることをやめることもできませんでした。そんなステロイド漬けの日々のなか、私はある皮膚科医に出会い、減ステロイド療法を行うようになりました。
減ステロイド療法とは、日々の生活や体の姿勢を矯正・改善することで、塗るステロイドの量を減らしていくものでした。
この先生のおかげで、私は毎日ステロイドを塗る量を劇的に減らすことができました。この頃の私は、少量のステロイドでアトピーをコントロールできるようになったことに満足していて、「多少のステロイドで症状をコントロールできるなら、このままでも良いか」と思っていました。
しかし、そんな日々に変化が起きます。
それは職場の飲み会に参加したときのことでした。
いつものようにお酒を飲んだその夜、顔から体のすべてに湿疹が吹き出し真っ赤になってしまいました。顔は赤鬼のように真っ赤に腫れ上がりました。胴体には湿疹がそこら中に出来ていて、ものすごく痒い状態です。
体中が熱を持ち、湯気が出そうで保湿剤やステロイドを塗っても、1時間もすれば熱で油分が飛んでしまいました。保湿剤を塗ると熱がこもってしまい、最高に気持ちが悪かったです。
このとき、せっかく減ステロイドをして塗る量を減らせていても、結局はステロイドで症状を押さえ込んでいるだけで、なにかの拍子に症状が吹き出してくるのだと気付きました。
そのとき、私は思いました。
「自分の体の声を聞こう」
「体はどうしてほしいのだろう」
そのとき聞いた体の声は、
「もう、押さえつけるのは止めてくれ」
真っ赤になった体は、そう叫んでいるように思えました。それが、2015年の5月のことでした。
正直、もうどこかで、アトピーに振り回される人生が、いい加減嫌だったのかもしれません。
これを食べたら湿疹が出るのではないかと思いながら食事をすること。
いつ吹き出すか分からない湿疹におびえること。
全身に保湿剤やステロイドを塗りたくること。
どこに行くにもステロイドを持っていくこと。
いつもどこかで、頭の片隅でアトピーのことを考えて生活していることをやめたかったのかもしれません。
2015年の5月から私はステロイドを塗ることを止めました。同時に保湿も止めました。それによって、酷いリバウンドの症状が出ましたが、一年ほどでステロイドとは無縁の生活を送ることができるようになりました。
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